社会福祉法人羊ヶ丘養護園は、1956年(昭和31年)に初代園長、有田京作が入所定員50名の児童養護施設「羊ヶ丘養護園」を、羊ヶ丘の麓にあたる東月寒の地にレンガ造りの施設を創設いたしました。
その後、入所定員を70名に増員し1976年(昭和51年)に1回目の改築を行い、微力ながら、児童養護事業の向上に専念してまいりました。
1995年(平成7年)より、都市家庭在宅支援事業の委託を受け、児童虐待の防止活動はじめ地域の子育て支援事業に取り組み、2005年(平成17年)には、これまでの実績をもとに、羊ヶ丘児童家庭支援センターを開設し、法人として、二つ目の児童福祉事業に着手いたしました。
社会的養護ニーズの変化に対応して、2013年(平成25年)には、地域小規模児童養護施設「白樺」を開設し、2014年(平成26年)より、建設後39年経過した羊ヶ丘養護園の改築に着手し、国、札幌市はじめ多数の企業、個人、関係団体の皆様からたくさんのあたたかいご支援をいただいて、2015年12月に竣工いたしました。
当法人では、この度の改築を機にこれまでの大舎制による養育を改め、入所児童の居住スペースを6つの建物に分けて、より家庭に近いスタイルで生活する「家庭的養護」並びに「小規模グループケア」の養護形態に移行いたしました。
おかげさまで、当法人は今年、創設60周年を迎えられることとなりましたので、今後は、これまで以上に施設機能の拡充に向けて積極的に取り組み、地域の皆様の児童福祉向上に寄与してまいりたいと思います。
どうぞ、今後ともご支援賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
羊ヶ丘養護園の移り変わり
基本理念「子どもを大切にして児童養護にあたる」
基本方針
1、子どもの権利擁護を絶対的な視座に据えて児童養護にあたる。
2、子どもにとって安心と安全が約束された生活環境を提供していく。
3、子どもの幸せと健やかな成長を育み社会的な自立を支援していく。