12月1日は当園の安全委員会導入記念日となっております。毎年この前後で当園の職員、児童、そして外部委員の先生方が一堂に会して記念集会を行い、一年の振り返りと、次の一年に向けての決意を新たにしています。今年の記念集会は12月10日に行われました。

この日の為に、職員も子ども達も10月下旬ごろから集会の準備に取り掛かり始め、集会テーマの公募からポスター制作、児童、職員代表による決意表明の原稿作成や練習を行ってきました。

今年は“星空～教えて！！みんなの願い事”というテーマのもとに、子どもたちの叶えたい夢や希望、想いを、輝く星に見立てた素敵なポスターが完成しました。

また、児童による決意表明では、「宇宙飛行士になるために算数頑張る」や「志望校に合格して大人になったら養護園に恩返しができるようになりたい」と発表してくれた子もいました。

ひときわ目を引いたのは、「けん玉を披露します」と言って“止め剣”という技を6連続で成功させて会場を盛り上げていた小学生の子でした。（練習では10連続で成功させていました）この子は養護園で秋に開催したけん玉大会が楽しかったのでそれからずっと練習をしていたこと。成長した姿を見て欲しかったこと。これからも応援してほしいことをみんなの前で発表していました。

今年の養護園は例年以上にトラブルや暴力が多く、職員も子ども達も、消耗の激しい一年であったと思います。

そのような中で今年、有志で名乗りを上げてくれた子ども達の未来志向の決意表明は、当園の安全委員会15周年を飾るにふさわしいものであるとともに、今後の進むべき道を明るく照らしてくれるものであったのではないかと振り返っています。

さて、この素晴らしい記念集会の後は、毎年恒例のすき焼き会食もしました。

今年はそこにデザートとして、みんなで作った15周年記念ポスターがプリントされた特別なケーキが各ユニット、ホームに配られました。

「今年も色々あったね」「暴力があったけど最近頑張ってるよね」「うちのユニットは暴力はなかったけどここに気を付けたらいいよね」など、美味しいすき焼きとケーキに舌鼓を打ちながら、みんなで和気あいあいと一年の労をねぎらったり、励ましあっている姿がそこにはありました。

それを見て、記念集会が今年も成功裏に終わったんだなぁという安堵感と、来年はもっともっと子どもたちが夢や希望に向かって輝ける一年であって欲しい。職員も全力でそこを後押しできる生活を作り上げたいと思う次第でありました。